「ひしの南蛮」は小諸市で引き継がれている伝統野菜です。
昭和18年頃、同地区の住民が朝鮮半島から持ち帰った種をまいたことから栽培が始まったと言われているアオトウガラシの一種です。
ピーマンの上下を潰したようなコロンとしたかわいらしい形をしており、現在は地区内の20軒の農家が組合を作り生産を行なっていますが、交配をさけるため、毎年の専用の畑で種をとり、苗から作り続けています。
平成21年には長野県の『信州の伝統野菜』として認定され、一層人気が高まりました。
収穫時期は7月初旬から10月下旬頃までですが、秋になると辛味が出てきてしまうため、7月から8月いっぱいが一番の食べ頃です。
ひしの南蛮は成熟する前に収穫するため、一般的な卵の半分程度のサイズで、果肉が薄く柔らかいため種やヘタまで全部食べられることが特徴です。
「地域の食材」ということで、小諸市内の小中学校の給食として使われたり、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」でも前菜として使われるなど、地域に根付いています。
ひしの南蛮は一度食べるとクセになることが多く、多くの方にリピートしていただいています。
中には「ひしの南蛮を買う!」ということを目的に東京などからお車で来てくださる方もおり、地域内だけではなく県外の方にも人気があります。
ひしの南蛮を食べた方から「美味しかったからまた来たよ!」と言っていただけることもあり、栽培する際の力にもなっています。
ひしの南蛮は成熟する前に収穫するため、一般的な卵の半分程度のサイズで、果肉が薄く柔らかいため種やヘタまで全部食べられることが特徴です。
煮たり他の野菜と一緒に炒めたり、天ぷらにしたり、様々な方法でお召し上がりいただけます。
こちらでは当店でおすすめしている食べ方をご紹介いたします。
基本的な材料は、ひしの南蛮1袋(150g)に砂糖10g・醤油10ccです。
フライパンやお鍋に多めに油をひき、上記の材料を入れてひしの南蛮を軽く炒めてください。
汁が出てきたら、炒めながら2回くらい僅かな時間蒸してください。
(砂糖と醤油を同量程度かけている場合自然と汁が出ます。)
※ひしの南蛮は皮が破れやすいので、お箸は使わずにフライパンやお鍋をを正面向きで回転させるように炒めると仕上がりが綺麗になります。
お箸を使う場合は誤って刺してしまわないようにお気をつけください。
※調理後、冷凍保存すれば長期間食べられます。
「素揚げ」もおすすめの食べ方です。
針で穴を空けてそのまま油で揚げてください。
お好みで醤油や味噌を少しつけてお召し上がりいただくと、素材本来の味や香りをお楽しみいただけます。
手間の少ない調理方法なので、是非一度お試しください。
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